今回は初釣りということで、ショッカー殿とスルメが好調なとある某所にスッテを使ったイカ釣りに行って来ました。
潮回り中潮 満潮6:56 17:30
潮位153 155
干潮12:11
潮位94
日没16:53
結果はヤリイカ胴長33cmのオスを一杯釣り上げる事が出来ました。
仔細は以下続きを読んで頂けたらと思います。
絶品クルマ屋ラーメン
いつもながら合流した時は丁度お昼の時間帯である事が殆どなのでこの思い出深いクルマ屋ラーメンで腹ごしらえする事にしております。
このところ物価の高騰を受け他のラーメン屋では行くたびに50円づつ値上がりしているこのご時世ですがこちらのお店は良心的で10年で1度位しか上がっていない感覚で740円でした。
半ライスはサービスなので勿論頼み空腹を凌げるようにしたい。
テーブル席の隣には1人で食べに来てる客が居たがこれがまた、困ったちゃん。コロナかインフルエンザにでも罹ってた?罹っているらしく物凄い咳をしている。
マナーエチケットとして普通はマスクし周りへの気遣いが必要かと思うのですが、この客はマスクもせずにドホドホと咳をして周囲にぶちまけている。
これでもし感染したらと思うと嫌な気持ちになりましたがあれから発症していないところを見るとうつされてはいないようでした。
いつもながらこの美味しいクルマ屋ラーメンの味噌ですが今回もまた、写真を撮るのを忘れて文字だけでお伝えしなければならず残念至極。
なんといってもシャキシャキもやしと全くばらつきがないラーメンの仕上がり。
通ってからかれこれ20年近くになるかと思うが見事としかいいようがない。
おそらく1/2αの範囲に収まるくらいのばらつきかと。
イシグロで外れた竿尻ゴム栓を調達
イカ釣り用の4号の磯遠投竿を20年程使って来たが竿を洗った時に外した竿尻キャップを紛失してしまい地元の釣具屋でゴム栓だけ調達したのだが投げるたびにずれ落ちて来て前回の釣行時に釣り場で外れて無くしてしまった。
1番良いのはこの竿専用の竿尻栓なのですがこんなに昔の竿のパーツを扱ってるお店もなく今回も外れる事を覚悟の上、同じゴム栓を買う予定でしたが、イシグロの店員さんに相談したところとても親切で私が購入しようと思っていたらゴム栓はゴムが全て竿の内側に収まるタイプなので外れるからもし、使うのならテープで止めないとダメとアドバイスをくださりました。
それと同時にオススメは大物のやり取りに使うような形の下が膨らんでいるタイプで型番はBRC-22とか言う釣具のパーツでは有名なメーカーの富士工業製のゴム栓タイプですが外側に出るタイプでこちらの方が良いとのこと。
実際にこちらを使ってみたところまったくずれ落ちずに使いごごちも良好。
本当にイシグロの店員さんには感謝しかありません。
東海伊豆の某所に到着
目的地は釣具屋さんからほど近い場所にあり店内の放送では前日に11杯も釣れたと景気が良い放送が流れている。
いやが上にも鼻息は全開になってしまうではないか!
だが、移動中もそうだがこの日の風の強さは半端なく沖は白波が飛び交い、そもそも出場を見合わせるか迷っていたところ。
こういう風が強い日は入れる釣り場所も限られてしまい場所取り合戦か釣り難民になるリスクが高い。
案の定、目的地の駐車場はほぼ満車で何とかギリ停められたが、後から続々とやってきて空くのを入り口で順番待ちしている。
やはり情報が回るとその釣り場に人は流れ込む。
横須賀の某所もさることながら太刀魚が釣れている情報が流れるとこの釣り場は太刀魚の数より人の方が多い感じで今日の釣り場もイカの数より人が多いのではと思わせる混雑ぶり。
人はいないが昼間から場所取りで竿やクーラー、その他各人工夫を凝らした道具で釣り場は埋め尽くされている。
2.5m程のスペースが空いていた場所にショッカー殿とクーラーボックスを置いて場所とりしてから夕方の釣り開始まで間、車の中で待機する事にした。
今回場所取りしたポイントは地元の人達も先端に集中しており、どうやら釣れる場所は先端の方から回遊しているのか、はたまた他の場所は遠投しないと釣れないポイントなのか分かりませんがこれほど先端に集中しているのはここが1番釣れるポイントなのかも知れません。
尚,墨の跡は先端から防波堤根本の方までまんべんなく墨の跡が見られ痕跡からはどこでやってもそれ程差は無さそうだが先日釣行したショッカー殿の見解は先端の方が良さそうとの事だった。
夕方の16時過ぎた辺りで場所取りしたポイントに戻ると白髪女性釣り師がカゴ釣りをやっていて暫く様子を見ていたが目立った釣果は無かったようだ。
コマセ釣りの場合、釣り場を汚すと後の人や漁業関係者に迷惑をかけ、このところ釣り場がどんどん失われているのが非常に悲しい現実だ。
場所とりした場所で暫く待っていると我々が場所取りした場所を挟むように最初から場所取りしていたと主張する地元常連っぽい夫婦の奥さんが文句を言って来た。
まあ、権利を主張する気持ちは分からんでもないが、十分できる釣りスペースがあると我々は判断しておりその間に入ったのだから最初から広く場所取りされるのもまた、問題ではないでしょうか?
人が増えたのならお互い譲り合う精神が大事ですね。
少しいざこざがありましたが彼らは左側にずれてもらい釣りをする事にしました。
ヤリイカ/スルメイカ仕掛け
今回の仕掛けを解説します。
ヤリイカ、スルメイカ狙いは基本的には同じ仕掛けで釣れる為、複数の仕掛けは必要ない。
ただし小型のヤリイカは微妙なあたりで浮き反応が出にくいので反応が出やすい浮きで望むのがベスト。
軽い仕掛けの場合、飛距離を稼げない分この釣りでは不利に働くのでその匙加減が難しい所。
浮きは10号のカゴ釣り用の遠投浮きで、浮きの移動制限の為、セル玉を浮き止め糸で制御。
その下に単三乾電池1個入れるタイプの水中灯をキス釣り用の小さい天秤に取り付けて糸絡み防止をする。
スッテは鳥のササミを付属の針金で巻いて使い棚は2ヒロ(3m)、ハリスは3号の1.5〜2m程。
釣り開始
風向きは相変わらず後ろからの強風が吹き荒ぶなか、まずは地元の左側に陣取っていた釣り師が開始。
なかなかの遠投で今回私が持ってきた仕掛けではそこまで飛ぶか微妙な遠投。
東向きの海なので西風は避けられているがこれから風向きが変わる予報なので天気予報通りだと18時ごろから東風に変わる見込みでありこの予報が当たらないことを心から祈る。
開始から45分後に予報以上の事態になることはこの時点では思っておらず今日は何杯釣れるかと取らぬ狸の皮算用。
我々は概ね飛距離が50m程は飛ばしていたが、先程場所取りで権利を主張してきた左側を陣取っていた奥さんは思った通り投げ慣れていない為、何処に飛ぶかわからない危険な状態であり数回はこちらの投げているラインに被せてくる。
右で投げていた人も我々のラインの左側に被せてきて回収する騒ぎ。
風が強い日は重い仕掛けでないと安定して投げることは出来ない。
17時半過ぎに右隣の人がまた、被せてきて私の浮きが一緒に引っ張られる感じで浮きが沈んだのでまた、引っ掛けられたと思い絡んだ糸を外す為、左右に道糸を誘導していたがどうやら糸は絡んでいないことが判明。
まさか?そのまさかです。
浮きが沈んでいた理由はイカが乗って浮きを沈めていた事が原因だった。
巻いていると重く重量感があるが引きはない為、念の為、慎重にやり取りをして抜き上げると約35cmクラスの立派なオスのヤリイカ。
続いて場所とりで一悶着があった旦那が近投で同じ大きさのヤリイカを釣り上げた。
ヤリイカの群れが回ってきたようでしかもサイズが特大。
こんなに早くしかもこの立派なサイズのヤリイカが釣れちゃって良いの⁉️
もう、今日はこの一杯で満足して後は釣れなくても良いと不吉な言を言っていたら、その予感的中。
期待をむねに2回程、投げ直していると後方からの風が正面風のしかも強風に変わる。
投げても10秒も経たずに風で流されて投げ直す状態に。
周囲は撤収を始めており我々も撤収するのは時間の問題。
その後も不屈の精神で正面風と対峙するが10分程粘っただろうか?
正面風が更に強くなり波が防波堤を越え始めて来た。
おまけに雨まで降り始めてもう、立ち行かなくなり撤収を決めた。
ショッカー殿は手際良くさっさと片付けを終えていたがこちらはあまりの風の強さに糸をリールに巻き直すのも出来ない程の強風。
片付けしているとスッテに巻いた鶏のササミがイカに見事に齧られておりショッカー殿も同様に中央部を齧られた跡がある。
イカはいるのに釣りができない悔しさは目の前にお預けされている犬の気持ちと同様。悔しい。
片付けも中途半端な状態ながら釣り場を後にし駐車場に移動。
とにかく、ここには居られない。
車に乗り込むと風だけでなく雨足も強くなり釣り場から撤収したのは正解だった。
18時には車に乗り込み車の中でめちゃくちゃになった道糸を解いて巻き直しこの釣り場から移動。
釣り場を移動し再チャレンジ
18時に釣りを終了したので完全に不完全燃焼。
いつもアオリイカ釣りを行う北東の風に強い釣り場に約45分かけて移動。
釣り場の様子は直前まで南西風と雨が降り続いていたので釣り場に人はおらず貸切状態。
風向きが北東風に変わり雨も止んだことから第二戦目の釣り場に決定。
入磯し若干風の影響が残っていたが釣りをするには問題なし。
釣り場に移動した時間は19時15分でそこからリスタート。
まだ、海の状況は日中の雨風の影響が若干残り、投げても手前に浮きが戻ってくる。
まあ、それでも先程まで居た場所に比べれば天国に近い。
後はイカさんに寄ってきてもらうだけ。
潮の流れは殆どなく右から左に流れる感じで手前に戻される感じでなければ海況も悪くはない。
先程いた場所ではヤリイカが釣れたので今日なら何処でも釣れるのではと期待が高かったがその後みごとに期待を裏切られる。
その後、30分、1時間、1時間半、2時間経ってもスッテの鶏のササミにはイカの噛んだ跡は残らず残念ながら釣り場を変えて挑戦したが全くもって結果を出せなかった。
9時15分に見切りをつけて15分ほどかけて道具を片付けて釣り場を後にした。
まとめ
今年の初釣りはあの短時間で結果が出せたのは奇跡に近くあの雨風がなかったらと思うと悔やまれます。
尚、最初の釣り場はショッカー殿からの情報によると釣り場の際まで原チャリでスーパーに買い物に来る感じでやってくるイカ釣り師の大家、「イカババア」なる存在がいるらしい。
彼女の凄さは暗くなってからひょっこりとやってきて直ぐに何杯も釣り上げるそのテクニック。
平日も結構出没するらしく誰よりもこの海な状況を把握していることであろう。
たまに来て柳な下のドジョウ狙いはそれは虫が良すぎる話ですね。
今後も足があるうちは足繁く通いヤリイカ束釣(100杯)の行幸に味わいたいところです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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