このところカゴ釣りではアジが全くお目にかからず悔しい思いをしとる管理人です。
今年の夏は観測史上初の60日超えの猛暑日と異常な暑さに悩まされました。
こう炎天下が続く中、釣りに行くのはわざわざ熱中症に掛かりに行くようなものです。
9月23日はだいぶ気温も下がって来て少し涼しさを感じる。
それと今日1番のイベントは我が誕生日の釣行です。
どんなプレゼントが待っているか楽しみ。
そして7月以来、久々の釣りです。
今回はなかなか出不精のアロさんも参戦するとの事でショッカー殿、アロさんと3人で伊豆方面へ釣りに出撃。
ショッカ−殿と合流するまでの間、雨がパラパラと降って来ており、のっけから天気が心配でしたが午後からは釣り場は晴れてくる予報の為、特に気にせず目的地に向かう。
折れたグレーダー磯
前回の釣りで折れた竿はグレーダー磯の両軸5号の5.3mで高価な竿がこれで2本も折れて戦意喪失。
その前は6万円程で入手したがまかつの初代カゴスペで何故か、穂先でなく上から2本目が折れてしまう原因不明。
今回もポイントの釣具屋で替えの穂先が注文可能か調べてもらったが案の定、古い竿で補修パーツもなく残念ながら修理不能となった。
ポイントの店員から今オススメの両軸カゴ竿を聞いたところダイワのエントリーモデルのインプレッサを勧められたが8月時点では夏のセールも終わっており今、手を出すとかなり割高なので年末年始のセールに合わせて今年いっぱいはアオリイカ釣り用の竿で我慢することとした。
山哲の若女将
以前もブログで紹介しましたが、マニア受けのする釣りマニアの為の釣具屋さんと言ってもおかしくない。
この山哲と言う釣具屋さんはとにもかくにもかなり塩対応。
むしろ機嫌が良いと気持ちが悪いくらい。
さて、今回購入した品物はウメヅのロケット浮きとヤマシタの底撒きカゴ。
この底撒きカゴは絶版でいまだに売っているお店を見た事がなくここ2年ほどお目にかかっていない。
山哲さまさま。まさに奇跡。
山哲の若女将からメーカーも販売終了で在庫分だけとのこと。
このマニアックな事までも良く知っている。
流石釣具屋と言いたいところだが、恐らく釣り客の教育によることかと思われる。
ロケット浮きは今じゃ釣具のポイントで1600円程と高嶺の花。
それがこの山哲では1000円でお釣りが来る安さ。
たまらず飛びつき。
狙った獲物が入手でき店を後にした。
絶品クルマ屋ラーメン
山哲で小道具を揃えたらお腹が空いて来た。
いつもの通り、くるま屋ラーメンでいつもの品を注文。
この多賀のクルマ屋ラーメンは攻守とも優れており
シャキシャキ感満載のもやしを始め、こってり味噌にニンニクが入っており熱中症予防には効果てきめんの塩分濃度。
いつもは半盛りご飯は頼まないのだが、夕飯におにぎりを二つ買うのだが、ケチって半ライスにして、おにぎりは後で1個だけコンビニで購入し我慢する。
釣り難民
東伊豆側の釣り場を目指すが移動中、だんだん風が強くなって来ていつもの釣り場は厳しそう。
暗雲が立ち込めるが、とりあえず目的地まで向かう。
到着すると案の定、正面風強風で釣り座は波を被っており到底釣りが出来る環境にない。
早々に東側は全滅と判断し風の影響を受けない西伊豆側に移動し以前アオリイカ釣りで3回程来た釣り場を目指す。
移動中、あちこちに栗林があってイガ栗が落ちておりたくさん拾いたい衝動に駆られるが
個人の所有林だとマズイので泣く泣く通過し釣り場を目指すが先程の釣り場から約1時間程移動に時間が掛かるので早め早めの判断が大事。
西伊豆某所に到着。
釣り場まで背負子を背負って重い荷物を持ちながら向かう。
こちらの釣り場はトイレ駐車場が完備されており近くで戯れるのであれば非常に環境も良く、15年ほど前に釣り仲間達が来た時にはあの、広末涼子がロケをしていたとの事。
今じゃちょっと微妙な感じですな。
尚、この釣り場は冬場にアオリイカメインで攻略している釣り場。
約10年ぶりくらいの訪問。
釣り場までは心臓破りの遊歩道の階段を約100段程登り、途中磯に降りる際にはロープを伝わって降りる釣り場。なかなか中上級者向けの釣り場です。
移動途中、台風などの影響だろうか倒木があって行手を阻む。
背負子を背負った状態では通過不能な為、一旦、荷物を下ろして身一つで狭いところを潜り抜け仲間と協力し荷物を受け渡して移動する。
3人で何とか磯へ降りるところに到着。
上から見ると足がすくむ。
こんなに厳しい場所だったか?
1番の難所
ロープを使い、慎重に下に降りてくる。
下で一旦、バケツリレーで先行者が待機して二番手が降りてくる。
こういうところでは1人づつロープを使って降りるのが賢明だ。
尚、ロープは過信せずに両手両足を使い3点支持で慎重に降りてくる。
更に次の難所をクリアして磯に到着。
幸いなことに先行者もおらず我々3人だけの貸切釣り場となった。
それなりに広い釣り座だが他に釣り人が居ると竿を出す場所が限られてしまう。
アオリイカを釣りをするポイントと正反対の場所に釣り座を確保。
こちらの釣り場は風が避けられて東側と異なり驚く程、海は穏やか。
到着した時刻は夕方で30分程で日没の為、乾杯は淡麗のグリーンラベルの350mlを1本。
この淡麗グリーンラベルは一緒に釣りや旅行にも行っていた仲間が好んで飲んでいた銘柄で釣りは勿論の事、花火大会や諏訪湖では恐るべき数のグリーンラベルが消費されていた事を思い返すと本当に懐かしい。
磯ブヨ(磯ヌヌカ)にご注意
風があまりにもなく、まだまだ気温が高いこの時期は磯場にしか現れない超危険生物の磯ぶよに襲われる可能性がある為、長袖手袋など物理的に刺されない工夫が必要である。
10数年前に何も知らなかった時はこの得体の知らない虫に刺され約2週間は苦しんだ。
以降はなるべく刺されないよう前述の工夫をしているのだがそれでも油断すると何処か喰われている。
しかもこの痒みが現れるのは翌日の夜風呂に入った時に気づく為、気づいたらかなり喰われている場合もあるので要注意。
17時半釣り開始
東向きに釣り座を構えてまず試しに投げてみて潮の流れを確認してみる。
ベタナギで潮は殆ど流れない。これはかなり厳しい。
アオリイカには最適な釣り環境なのだが。
ショッカー殿は私への誕生日プレゼントを釣るべく足元に仕掛けを落とすが根がキツすぎて錘を何個もロストして完全に戦意喪失。
結果今回は釣れませんでした。
またまだ誕生日プレゼントは絶賛受付中ですので安心してください。
こちらは30m程の同じ場所に仕掛けを何度も投入を繰り返し、コマセを効かせてイサキを寄せる事から始める。
投げるのを5回位繰り返したところイサキらしい餌の取られ方をし始めた。
その後、コマセを入れるザルの餌が無くなったので投入した後に補充しに移動したらアロさんから浮きが入っていると切迫した声が聞こえ、みてみると確かに浮きがない。
慌てて戻り合わせを入れると品の良い引きが味わえそれなりの重量感がある魚の重さが伝わってくる。
やりとりしながら引き寄せてくる。
抜き上げてみると思った通り待望のイサキがゆっくりとその姿を見せてくれた。
イサキは28cm
前回の釣りは大メバル1匹のみで数投で両軸竿が折れて指を咥えて見てるだけだったので正直今回は嬉しい。
ショッカー殿は近場に投げていたが根掛かりが3回程した事から遠投に切り替えて流していたところ待望のヒット。
最初から引きの強さからイサキでないのがわかるくらいきついツッコミが入り、テクニックでカバーして釣り上げて見るとフエフキダイ。
フエフキダイは脂も乗ってかなり美味しい魚。
羨ましい。
こちらは相変わらず棚は変えず竿1本+20cm程で攻めていく。
このところ餌が残って来ることがない。
何かが横取りしている?
その後、餌取りの当たりが浮きにチョコチョコ反応が餌のとられ具合からは本命ぽいのですが、食いは浅く針を飲み込むには至らないようです。
その後、1時間ほどまったりとした時間が流れ忘れた頃に浮きが消し込み合わせて見ると前回より引きも強く重い。
慎重にやりとりして抜き上げて見るとイサキ大。
これは嬉しい。
その後、アロさんが仕掛けを回収しようと巻き直したら重いと。
抜きあげてみると待望のイサキ!
これで全員安打だ。良かった。
その後、連続で入れ食いタイムが始まるのだが何か解らん獲物が当たって来て、ハリスを切られる事、3回、掛けても途中でばれ正体不明のまま、継続していると同じ強い当たりがいつもよりより慎重にやりとりをして抜き上げて見るとショッカー殿と同じフエフキダイ。
強烈な引きで何度もハリスを切る猛者はまさかのフエフキダイ。
10年ほど前からカゴ釣りをやっていますが昨年から釣れるようになって来ました。
逆にアジはどこに行ってしまったのか?
海況もこの異常気象で変わって来たのかも知れませんね。
その後、ショッカー殿がイサキを追加して21時半で終了。
帰りは行きと同じように逆戻りし駐車場まで戻る。
帰りに我々を出迎えてくれたのは15cm~20cmほどのヒキガエル。
全く動じることなくこの浜の主として君臨している。
久々にみたこの大きさのカエルは。
まとめ
今回の釣りは先に風や天気予報を見ずに移動したため想定してた釣り場に入ることが出来ず、大幅なタイムロスに繋がッた事を猛反省。
今はお金でどんな物でも買える時代だが、この時間だけは買えないので極力ロスタイムを減らしたい。
それと餌代は物価の上昇で釣りを始めた頃の価格から1.5倍〜2倍近く上がってきておりそれなりの出費が必要となる道楽である。
魚ならスーパーで買えば良いじゃんと思う方もいるかと思いますがこの釣りの醍醐味はなんと言っても魚とのやり取り、緻密な戦略、釣った後の新鮮な魚を刺身で頂くという点にある。
釣りは頭脳戦と体力戦と心理戦含めてタフでなければならずこれのうち一つでも欠けている人は向かない思う。
歳をとってくると何事もやる気を失い面倒くさいと思う事が多くなってくるが人生の中で1番何が残るかと言えば思い出であると思う。
若ければ若い時の記憶の方が強烈なインパクトを持って記憶に刻まれるのでこれを読んでくれてる人達は釣りや旅行でも良いと思うので思い出作りに貢献して欲しいと思います。
コメント
コメント一覧 (4件)
かずちゃんさん
いつも詳しい内容で楽しく拝見しています。
遅くなりましたが誕生日おめでとうございます。
本命のイサキ&フエフキダイの引きを楽しめましたね^_^
それにしても釣りポイントまではハードですね!
1番の難所はロッククライミングに近いですね🧗
背負子を背負っているのでそれ以上だと思います。凄い人だ!
元気で体力がないといけないですね!
カエル🐸縁起が良いみたいです。無事帰る 福帰る お金帰る
前にしか跳ばないことから 仕事運(出世)の象徴にもなっいるそです。
カエルに会えたので次回は大漁だと思います。
次回も楽しみにしています。アオリ狙いも良いかも🙆
hideさん
いや、アロさん
コメントありがとうございます。
色々お土産もありがとう御座います。
アロさんの方がいつもながら凄いです。
久々のあの場所は恐怖でしかなかったです。
カエルにまつわる謂れを良くご存知で。
縁起が良いとなると嬉しいですね。
次はもっと楽なところでもっと良い釣果がある事を期待しましょう。
次回はもうアオリ⁉️😅
まずは、お疲れ様!
何をするにも道具必要。今なら場面にあった道具が手に入る時代、あれこれ考えるのも楽しいよね!
マジであの険しい道を行くのですね!
皆さん釣果があって、行ったかいがありましたね!フエフキダイは美味しいと書いてました🐟良いですね🍴
帰りは暗い中を戻るウン~体力いるね。
ブログとして残しておくと、次の参考になるね!
北の短短さん
コメントありがとうございます。
道具はないとなかなか釣りは厳しいですね。
弘法は筆を選ばずとは言え道具の重要性は古今東西変わらずですね。
地元で揃えるより道中のお店の方が安く手に入るので
それが今じゃ楽しみの一つです。
あの場所は以前良く行ったロッククライミングをするところに比べたらまだ怖くない方かも。
苦労して行っても釣果は約束されてるわけでもないので
判断が難しいです。
また、次回もアップしますので楽しみに。👍